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ラヴェル:作品集価格: 1,500円 レビュー評価:4.5 レビュー数:6 「ボレロ」では良くも悪くもカラヤンの個性がそのまま出ている。一方では極端に美しいのに(ここでは特に弦楽器)、他方では疑問符をつけたくなるカラヤン節も全開。ほかでは「ピアノ協奏曲」の緩除部分のオーボエとピアノの寂しさ、「ダフニスとクロエ」の美しさ(特に合唱がよい)あたりが聴き所。アバドは純粋な音響を前面に出した作品を得意としているだけあって、ここではさすがの指揮を見せている。 |
ベスト・クラシック100 2価格: 3,000円 レビュー評価:4.5 レビュー数:9 まず特筆すべきは、このお値段でこれだけの著名楽曲が楽しめるということです。
演奏している楽団も著名な楽団ばかりで、オムニバスとはいえ寄せ集めの感じはしません。
クラシックといえば難しいイメージがあったりするかも知れませんが、
初心者でもそんなに垣根を感じることがないような選曲がされているのではないでしょうか。
そういった意味からも本作品は秀作であり、かつお得なタイトルであると思います。
ワーグナー「ワルキューレの騎行」
ロッシーニ「ウィリアム・テル」
ヴィヴァルディ「四季」
ベートー |
メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲価格: 1,680円 レビュー評価:4.0 レビュー数:5 ヤッシャ・ハイフェッツは、音楽之友社の『新音楽辞典 (人名)』によれば「その名が〈ヴァイオリン的完璧性〉の同義語とさえなった20世紀最大の巨匠の一人」である。
その彼の名刺代わりとなるのが、このメンデルスゾーンのホ短調のヴァイオリン協奏曲と、チャイコフスキーのニ長調のヴァイオリン協奏曲のカップリングCDであろう。
チャイコフスキーの協奏曲のほうは、師匠のアウアーが施した慣例的カットを施しており、原典通りに弾くことの多くなった昨今では、形式面での古さは否めない。
しかし、この演奏は、原典通りの演奏がまどろっこしく感じるほどに音楽の流れがよい。
同 |
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絞殺魔 [DVD]価格: 3,990円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 先日刊行された某誌の外国映画オールタイム・ベストテンで、黒沢清がいの一番に挙げていたのが今作。オール・ジャンルでオモシロ映画を撮り続けた偉大なる職人監督リチャード・フライシャーの自身最も野心的に思える知る人ぞ知る傑作だ。
「ライトスタッフ」でお馴染みのアラン・シェパードら有人宇宙飛行の英雄たちの凱旋パレードで湧きあがるボストンを映し出すTV中継のナレーションに、マルチ・スクリーンを多用しながら小気味よくカット割りがされる中絞殺魔の連続殺人が描かれる冒頭から引き込まれ、恐らくデパルマやフィンチャーも影響を受けたであろうスタイリッシュでクールな映像にドキュメントな感覚、更にスリラーに |
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レナード・バーンスタイン/答えのない質問(特別価格盤) [DVD]価格: 14,700円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 有名な連続講義の映像で、こちらは日本語字幕付き。日本語の字幕は、ちょっと不適切な翻訳が目立ちます。"appoggiatura" を「前打音」としていますが、和声について説明しているところなので、「倚音」とするべきでしょう。この手の「?」が、結構あります。
バーンスタイの講義内容は、初出時から賛否両論でしたが、とくに前半部分はあまり感心しませんでした。チョムスキーの生成文法を音楽にも当てはめようとしていますが、かなり強引だし、説得的な根拠があるとは思えません。また、生成文法を適用したことによって、何か新しい示唆や知見が得られているかというと、それもあやしい。言語の起源 |